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NPO法人 国際教育振興協会 英語教育推進委員会








Teyl-JAPANとは?
Teylロゴ
 Teyl-JAPAN(ティール・ジャパン)はカナダにあるAdvanced Teachers Training Inc. が長い年月をかけて開発した国際的な英語指導者育成プログラム「CertTeyl Program」を、私どもNPO法人 国際教育振興協会 英語教育推進委員会が日本の指導者向けに再開発した、日本での指導に特化したオンライン研修プログラムです。

 NPO法人 国際教育振興協会 英語教育推進委員会では、2002年に「総合的な学習の時間」
における国際理解教育の一環としての「小学校英語活動」が始まって以来、小学校視察、現場の先生方の声を聞く、といった活動を通じて小学校英語活動の動向に注視してきました。そうした中で、私どもは2004年から本格的に小学校の先生方向けの研修会を運営・実施してきました。全国で行ってきた研修会では、現場で直接生徒に指導をする先生方の声を聞く機会が多くありました。その声の中には、自分の英語力がないと指導は難しいのではないか、明日から授業を行わなければならないのにも関わらず何をしていいかわからない、もっと研修の機会を増やして欲しい、などが多く挙げられ、英語を専科としている中・高の先生とは違う、小学校英語に対する心配を伺い知りました。

 英語を指導するにあたって、その指導する学習者にあった英語力は必要不可欠なものです。しかし、英語が堪能だからといって良い授業ができるとは限りません。特にジュニア(〜15才)英語を指導する場合、子供の心を読み、その心の動きをいかに授業に反映させ、子供達一人一人のモチベーションを高め維持していく事ができるかが問われてきます。このことからも、言語を指導する上で最も重要なものは「指導力」Keys to Success in the Classrooom 写真であると言えます。子供の状態は大人以上にその瞬間、瞬間で変化していきます。その変化を読み取り、実践に結び付ける、その力を兼ね備えて初めて「指導者」であると言えるのです。

「英語が使える日本人の育成のための行動計画(文部科学省)」にも、「指導方法の改善、教員の指導力の向上」が重要課題の一つであると明言されています。現在、全国各地で様々な教員研修、英語指導者研修会が実施されていますが、日本近隣諸国と比べても圧倒的に指導者向け年間研修時間が少なく、またその受講者の数は全体数から見ても、ごくわずかに留まっています。その理由の一つとして、多忙のため、スケジュール調整が困難で参加できない先生方も多い事があげられ、そのことからも「地域や時間の制約を受けずに受講可能な研修プログラム」が求められています。

 このような実情を鑑み、小手先だけのテクニックではなく「教師としての指導力と資質の向上」に重点を置いたオンライン研修プログラムを開発致しました。このコースでは、「Tutor(個人講師)制度」が、英語指導の現場に携わる先生方、またこれから教師を目指す方々を力強くサポートし、受講者に「指導への自信」をつけるということが最大の特徴です。

今の指導に不安を持っている方、またはこれからジュニア英語教育に携わりたいと考えている方には、是非お勧めしたいプログラムです。

   

   Teyl画面写真  Teyl画面写真   Teyl認定書


カナダATT社より発行される修了証

   Teyl-Japan(ティール・ジャパン)公式ホームページ       プレスリリースを拡大する  

   Teylホームページ             




Teyl-JAPAN資格取得者 奮戦記

Vol.1 杉並区立和田中学校 英語Aコーススタート! 和田中学校授業風景


 2006年1月、中学1年生の希望者19名が集まっていよいよ英語Aコースがスタートしました。この学校では、希望すれば週に8コマの英語の授業を受けることができます。そのうちの3コマ(土曜日)を私たちが担当することとなりました。
 
  英語が好きで参加した子、お母さんに言われて渋々参加した子、と生徒も様々ですが、「英語を使えるようになりたい!」という気持ちはみんな同じ。最初の授業から、ひとり一人の生徒の生き生きとした表情が伺え、これからの授業を楽しみにしている様子がよく分かりました。その分、こちらも先生として頑張らなければ!という気持ちと、最終的に英検準2級合格を果たさなければならないという責任から、必要以上の緊張で授業がスタートしました。しかし、生徒にとってみれば先生はプロの英語教師です。そこは自分自身もしっかりと認識して授業に臨みました。

 通常、中学1年生くらいになると思春期に差し掛かり、声を出すのをためらったり、体を動かしての英語学習(TPR=Total Physical Response)に抵抗を示したりする生徒が多い中、このクラスはそのような事を微塵も感じさせません。「Stand up, Sit down. Speak louder.」先生の言うことに喜んで反応してくれます。この様子なら、これから一生懸命勉強してくれそうだ、英検準2級合格も目標よりも早いかもしれない。と期待に胸が膨らみましたが、毎回このような楽しい授業ばかりをするわけにもいきません。生徒の大半は塾や英会話スクールに通っていない平均的な英語力の中学1年生。これからどのように授業を展開すれば、英語を楽しませながら、そしてモチベーションを維持させながら英語力をつけさせることができるのか、期待しつつも頭を悩ませる日々がスタートしたのです。


Vol.2  英語が相手に伝わるその喜び

 この英語 A コースは、毎週土曜日の午前中に 1 コマ 45 分× 3 コマ行います。一言で英検準 2 級の合格を目指そう!と言っても、最初からガチガチの文法指導だけを行っては生徒に心理的な壁を作りかねない、と考え、最初はひとり一人の性格、レベルを知るためにもゲームを交えながらのコミュニカティブ指導を心がけました。
  第 1 回目の授業は、どのクラスでも行う、よくある自己紹介。まだ最初なので、「できない、言えない」を少しでも避けるために、黒板に My name is…. I'm (age) years old. I like (something they like or to do.). を書いて、みんなが言えるようにしました。やはりまだ中学1年生。みんなこの基本の文章のみで終わってしまいます。でも、それで良いのです。自分が発した英語が相手に伝わった。その喜びをまず感じて欲しいのです。ひとり一人が発表し終わった後は、わざと大げさに褒め、その内容について「 Do you like playing baseball? 」などと質問を投げかけました。そして「 Yes, No 」だけでも答えることができれば、また褒めていきます。こうすることによって、恥ずかしがりながら、小声で発表した生徒にも自信がでてきたようで、笑顔が自然と出ていました。そのように「言える、できる、わかる」を生徒に感じてもらうことができるということを中心に、授業をすすめていきました。日を追うごとに力をつけていることがわかり、指導している私たちも喜びを感じずにはいられませんでした。毎回、生徒たちのこの成長を見ることが楽しく、そのような雰囲気の中、楽しさも意識しながら進め、授業も順調に進んでいるかのように思われたのですが・・・

 

←授業には取材の方が来ることもあり、子どもたちの集中力を保たせるのには、とても苦労しました。



Vol.3  授業は、一つの作品

 数ヶ月経ち、生徒たちも中 2 になりました。

 夏になると部活動での中心的な存在となったため、少しずつ欠席者が目立つようになりました。なかなかクラス全員が揃う日がなくなって来ました。授業においても暑さのためもあるのかもしれませんが、英語に対する新鮮さも薄れてきたのか、私たちの授業が単調化してしまったのか、授業でも最初のような笑顔も少なくなっていっているように感じてきたのです。生徒と話をしても、決してやる気を失っているわけではないのに、授業に活気がないように感じるのです。もしかすると世間一般に言う「中だるみ」だったのかも知れません。しかし、プロの教師たるもの、生徒のせいにするわけにはいきません。ここは指導者の力の見せ所、です。

 私たちは一回の授業を「一つの作品」と考えています。先生と生徒で作り上げて行く作品なのです。その作品をどう仕上げるかは、もちろん先生のリードによって変わってきますが、先生と生徒が一つになって作り上げて行くことが大切であると感じています。一年後には、確実に力をつけさせておかなければならない。その責任を改めてひしひしと感じ、悩みました。そして何よりも思春期という大切であり、難しい時期にさしかかっている生徒たちのその心理的変化も考えながら、過去の経験を振り返り、 Teyl の教材を読み返し、現状を打破するためにどのようなことができるかを考えつづけました。

  そして、ある決断をしたのです。

Vol.4 わからない人にも合わせて欲しい

 「学習する喜び、理解する喜び、英語が使える喜び」を生徒に実感させ、生徒自らモチベーションを高めることができる授業を心がけてきました。そして、生徒ひとり一人も実感してくれ、着々と力をつけていってくれました。しかし、このクラスにも慣れてきた中2の中頃、私にはその反応が薄く感じられるようになって来たのです。最初は、思い過ごしかなとも思ったりしましたが、やはりちょっと活気が感じられないのです。部活動の中心的存在となる中学2年生の夏。それぞれのクラブ活動の練習もハードになり、責任も伴う立場となった生徒たちは、部活動にも力を入れていかなくてはいけません。チームで行う部活とは違って、この英語クラスは個人の学力アップのためのものです。自然と後回しになってしまうため、モチベーションが下がったように感じたのだと思っていました。そこで、普段以上に力を入れて、「授業での喜び」を見い出してもらえるように心がけました。しかし、表面上は楽しくできても、何か、今までとちょっと違う気が消えなかったのです。ここで何かアクションをおこさなくてはと、思い切ってアンケートをとり、生徒の素直な気持ちに耳を傾けることにしました。
楽しい、分かりやすくて楽しい、この授業を受けられて良かった等の意見もありましたが、中に

・ わからない人にも合わせて欲しい

このようなコメントがありました。

 「理解の速い子」に合わせて教えれば、 他の子どもは、内容が自分の理解能力を超えているので困惑してしまい、やる気をなくしてしまいます。
〜Teyl-JAPAN module3 Section 2より〜
 
 
いつも気をつけていたつもりでしたが、この生徒の素直な意見を見て、私自身、みんなに力をつけていかなくてはいけない、という責任から全体を見ずにすすめてきてしまったのかも知れません。まだまだ生徒を見ていなかったのかと反省しました。

 アンケートから、「英検準2級に合格したい!英語をしっかりと身につけたい!」その気持ちは依然変わっていないこともわかり、次の授業から、準2級合格という目標を見据えながらも、よりひとり一人を観ることを心がけ、確認しながら授業をすすめていくようにしました。そして、生徒も今まで以上に「理解する喜び」を感じてくれるようになっていきました。

 

 


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